山本柑橘園の柑橘紹介ー11. フィンガーライム


フィンガーライムと言う珍しい柑橘を栽培していて、その実のことがすごく面白いのでご紹介いたします。

お料理に詳しい方か、柑橘の専門家の方でないとこのフィンガーライムのことはご存じないと思いますが、このフィンガーライムと言うのは柑橘の中でもフルーツとしてそのまま食べるものではなくて料理などに使う香酸柑橘の一つと考えてください。もともとオーストラリアに自生していた柑橘の一種ですが、そのままでは食べられないので、現地の人はジャムにしていたのだそうです。それを近年オーストラリアで料理に使うようになって話題になり、ヨーロッパでもアメリカでも一部のレストランで使われるようになって注目を浴びるようになりました。日本には4,5年前に輸入されて一部で話題になっていたようです。私がフィンガーライムについて知ったのはそのころで、3年前に苗を購入し植え付けをしました。昨年小さな木に花は着きましたが実を着けることはありませんでした。三年目の今年こそはと期待していたのですがようやく60個くらい実を着けました。私もフィンガーライムの実物を見るのは初めてのことですので、いつ収穫したらよいのかどのようにして食べたらよいのか全く分かりません。ネットで調べると、洋風料理などに加えたり魚介料理に使ったりと高級レストランなどで使われているらしく、私たちが普段食べる家庭料理にはまだ登場していないようです。まだ始まったばかりなので生産量は少なく、希少性の高い果物としてかなり高い値段で取引がされているらしいのですが生産者の強みで、いろいろな使い方を試しています。今日は私の朝食の時にトーストの上に載せて食べてみました。オーストラリアではジャムにしていたということですからパンにも合うかもしれないと思ったのです。フィンガーライムの実自身はかなり酸っぱいものですから少し甘いものと合わせる必要があります。甘いクリームの様なものがあればと考えましたが、そんなものはいつもあるわけではありませんので、トーストにバターを塗ってその上にフィンガーライムの粒粒を散らして更にお砂糖を少しパラパラとふって食べてみました。面白い味と食感でした。もうひとつは、トーストにチョコレートクリームを塗ってフィンガーライムの粒々を同じように載せて食べました。微妙な味ですが悪くはないと感じました。これからいろんな料理に合わせて使ってみたいと思っています。


フィンガーライム (ピンク種)

見た目には宝石のようにも見えます。きれいでしょう。

トーストにのせて食べました

チョコレートクリームの上に

バターとシュガーで

粒々は朝日にきらめいて光っています。

フィンガーライムの木に実がなっているところ

ピンク種

グリーン種

飲み物に入れるという使い方もあるそうです。スパーリングワインに合うとか言われていますが、まだ試していません。もっと庶民的な焼酎と一緒も良いかもしれません。

きっとアイスクリームとかジェラードにもいいと思います。お寿司の上にのせるというのもありでしょう。もうすぐ牡蠣のシーズンになりますがこれにもいいと思います。

日本人は普段の生活の中でスダチ・カボス・酢橙・レモンなどの香酸柑橘の使い方には慣れているので、フィンガーライムという新しい柑橘にもすぐに慣れて上手に使うようになるのではないでしょうか。


 今年(2017)初めて実をつけている珍しい柑橘があります。フィンガーライムと言って指のような形をしたライムなのです。原産国はオーストラリアで、その果実が近年日本にも輸入されるようになり話題になっています。三年前にそのフィンガーライムの苗木を買って試験栽培をしています。昨年も花は少し咲いたのですが実をつけことができませんでした。4年目の今年は木もだいぶ大きくなったので初めての実が見られるのではないかと期待していたところ、1本の樹に20個づつくらい実を付けました。初めての栽培なのでいつごろ収穫すればよいのか分かりませんが実が小指くらいになったので取ってみました。まだまだ早いのは分かりますが、こんな風にして大きくなってゆくのだとその途中経過を知ることができました。


9月頃の樹になっているフィンガーライム

収穫してみました

イクラのようでしょう。噛んで見るとツブツブ感がとてもいいです。すごく酸っぱいけど。


フィンガーライムの花